ICPC 2023 Asia Yokohama Regional スタッフ参加記

今年もスタッフとして参加していました。

私の ICPC との関わり

  • 2012 - 2016: 選手
  • 2017: コーチ
  • 2018 - 2019: スタッフ
  • (2020 - 2021): オンライン開催のため関わりなし
  • 2022 - 2023: スタッフ

どうやったらスタッフとして参加できる?

以下から JAG に参加しましょう

jag-icpc.org

Day 0 (11/24)

参加していません(参加された方はお疲れさまでした)。

机並べやパソコンの設置、電源や LAN ケーブルの配線などが行われていたそうです(たいへんだ…)

Day 1 (11/25)

9時集合でした。私はスタッフとして参加するようになった最初の年から「君は選手として何回もアジア地区予選に来ているから受け付けで何を聞かれるか分かっているだろう」と言われて毎年受付の担当をやっているので、今年も引き続き受付を担当していました。@kyuridenamida (ICPC Secretaries) @smiken_61 (ICPC Secretaries) @pepsin_amylase (JAG) @blue_jam (JAG) @tsutaj (JAG) とホスト校の東工大の方(もはや世代が違いすぎて分からない)とやっていました。

入口のところで待機しておいて3人揃ったら受付に通す、というのが私の仕事だったのですが、イレギュラーなパターンがいくつか発生することがあり、うまく捌いていく必要があります。何年も担当していると、さすがに典型的なイレギュラーパターンについては分かってきます。今年は以下のようなことに気を付けながら受付に通していました。

  • 欠席の連絡を受けているチームを除いて3人揃うまで受付に通さない
  • 受付に通す前に学生証を用意させる(受付が混雑するので)
  • 海外の大学のチームの場合には学生証にラテンアルファベット表記が無ければパスポートも用意させる(現地語表記だけだと参加登録されている本人かどうか判定が難しい)
  • コーチが来ていないチームは不参加なのかまだ来ていないだけなのか聞く。開会式に間に合う予定の場合はコーチが来るのも待ってもらう。間に合わない場合は選手だけで入ってもらう
  • コーチが複数チームを兼任している場合はチームIDが最も小さいチームと一緒に受け付けに通す

開会式とリハーサル終了後は実行委員会からスタッフに夕食会の提供があり、JAG のスタッフ21名で横浜の中華街に繰り出しました。支払うお金(結構な大金)は事務局の方から私に託されていたのですが「お金を持っている人~!」という表現で呼ばれていたので複数人の知り合いからいじられました。横浜中華街の平均的なお店よりもグレードの高い中華だったため美味しかったです。

Day 2 (11/26)

8時15分集合でした。

朝から小雨が降っており、選手の傘をどうしようかという懸念がスタッフ用 Slack で持ち上がっていました。傘を入れるポリ袋が売っていないか横浜駅近くのドン・キホーテに探しに行ったのですが無かったので不安になりながら会場に向かいましたが、受け付け開始直前にはあまり降っておらず傘を持ってくる選手が少なかったので助かりました。来年はバックアッププランが用意されるのだと思います。

受け付けの仕事は

  • 学生証(必要ならパスポートも)に加えてTシャツと名札を着用しているか確認する
  • コーチは別室に案内する

ということが変わります。受け付け終了の5分前には全チームが入場できていたのでヒヤヒヤすることなく始められました。

コンテスト中は会場内の巡回、印刷物配り、トイレに行きたい選手の案内をしていました。話は変わりますが、私が ICPC のスタッフとして防ぎたいと考えていることの優先順位は、1. コンテスト全体が無効になる、2. 悪意がないのに選手が失格になる(失格にせざるを得ない状況になる)ことです。コンテストが無効になるというのは会場内の重要なケーブルが不通になることによって容易に発生するおそれがあり、スタッフは口うるさく DO NOT STEP ON THE CABLES と言っているわけです。また悪意がないのに選手が失格になるというのはトイレの場所が分からなくなってコンテスト会場外のスタッフ以外の人とコミュニケーションをとる、会場の建物の外に出てどこかに行ってしまう、などによって発生するおそれがあります。横浜産貿ホールでトイレは ICPC の参加者で占有しているわけではないので、この会場で開催している間はスタッフの付き添いが必要になりそうです。

印刷物配りでジョブが飛んでくるのを待っている間はコンテストの問題文(スタッフ向けの福利厚生として配布される)を読んで解いていました。たぶん自分が選手として出ていたら4完だったと思います。

コンテスト終了後はゴミ集め、おやつとして支給されたドーナツの摂取、コンテスト会場の片付けなどをしていました。

懇親会では自費制作した JAG 缶バッジの配布を @rian_tkb にお願いしていました。50個持って行ったのですがだいたい配り切れたと聞いているので満足です。

kujira16.hateblo.jp

おわりに

疲れましたがやりがいは感じられました。ICPC Secretaries や実行委員会の方は大変なのだと思いますが、JAG として参加する分にはプレッシャーはあまりなく気負わずに参加できるので次回も参加していると思います。