なぜUbuntuをインストールしたのか?
Linuxディストリビューションは何でも良かったのだけれど、とにかくOSXのまま使い続けるのが難しい状況だったためです。
インストールされているOSXが10.4でgccすらインストールされていない状態でしたので、OSXのバージョンを上げるか、Linux機として利用するしか選択肢がありませんでした。
前者のOSXをアップデートする方法についてですが、最新のMavericksにアップデートするためにはSnow Leopardを購入してアップデートする必要があります。仮にアップデートできたとしても、iMac (Mid 2007)はMavericksがサポートしている最も古い機種でしたので、次のバージョンあるいは次の次のバージョンでサポートが切られることが容易に予想できます。
このような理由から、消去法的にLinux機として利用することになりました。
2016/12/26追記
macOS Sierraでサポートが切れました。
インストールDVDを作る
MacにLinuxをインストールするのは初めてだったので、ブートする際に何か問題が起こりそうな予感がしていました。USBからブートするよりはDVDからブートするほうが確実な気がしたので、ディスクに焼きました。古いMacだったので64bit版で良いか不安でしたが,iMac (Mid 2007) のCPUはCore2Duoなので64bit版でOKです。
本家サイトで提供されているISOだと日本語入力環境の整備が面倒になることが予想できたので、例によって日本語Remixを入れました。ただ、よくよく考えると日本語入力環境を整備するよりもドライバ周りを整備するほうが大変なような気がするので、Mac向けISOでインストールするほうが良かったかもしれません。
DVDからブートする
この段階で思ったより時間がかかってしまいました。
まず「OSXを起動してからDVDを入れて『システム環境設定』→『起動ディスク』から選択しろ」という情報が得られたので試してみると、OSXを起動してインストールディスクを入れた段階で「認識できないディスクです」という旨のメッセージが表示されて起動ディスクとして選択できませんでした。
次に「Cキーを押しながらiMacを起動して、DVDから起動しろ」という情報が得られたので試してみると、"Select CD-ROM Boot Type"というメッセージが表示されて、Selectと書いてあるにも関わらず選択肢は出ないし、どのボタンを押しても反応が無いという状態に陥って電源ボタンを長押しするしかありませんでした。このメッセージで検索すると、Windowsをインストールする場合の解決法しか得られず、役に立ちませんでした。
Google先生に聞いてみても上記の2つの方法が大半でなかなか先に進めなかったのですが、次に「Optionキーを押しながらブートしろ」という情報が得られました。試してみるとOS選択画面で"Windows"という項目と"EFI Boot"という項目が現れたので、とりあえず"Windows"を選択してみると先ほどと同じように"Select CD-ROM Boot Type"というメッセージが表示されました。どうやら「Cキーを押して起動する」というのはWindows用みたいですね。次に"EFI Boot"を選択してみると無事にDVDからブートしました。
OSX用の領域をすべて消すのは不安だったので、パーティションをリサイズして空き領域にUbuntuをインストールしました。
rEFItをインストールする
Ubuntuのインストールが正常に終了したように見えたので再起動してみるとOSXが起動しました。あれっ?
気を取り直してOptionキーを押しながらブートしてみてもOSXの領域しか見えません。あれっ?
「rEFItというのを入れないとダメ」という情報が得られたので公式サイトに行ってみると「rEFItはメンテナンスされてないからrEFIndを使え」と書いてあったのでそちらのサイトに行ってインストールしようとしてみました。
なのになぜかsudo ./install.sh
を実行しても何も起こりません。OSXのバージョンが古すぎるからかな?
仕方がないので、もはやメンテナンスされていないrEFItをインストールしました。するとブート時にUbuntuの領域が見えるようになりました。
おまけ
もはやMacである意味が無い pic.twitter.com/YDLMZbkaDg
— しょラー(求職中) (@shora_kujira16) 2014年6月18日