ゲームパッド JC-U2912F に関するメモ

要約

Mac OS X Lion, Windows XP SP3, Windows Vista SP2 の3種類のOSにエレコム製のゲームパッドJC-U2912Fを接続して、proCONTROLL(Processing向けのゲームコントローラ読み取りライブラリ)でボタンの情報を取得してみました。

前書き

ロボットの制御に使うため便利かなと思い以下の商品を購入しました。

梅田周辺を練り歩いていた時に、ヨドバシ梅田店で購入。1440円だったので、Amazonで買ったほうが安いというありがちなパターンに当たってしまいました。

Amazonやカカクコムでのレビューを確認したところ、耐久性に難ありということだったので実際のところどうなのか気になるところです。

基本的な情報

公式のドライバはココ

ボタンは12個。一般的なコントローラーで言えば

  • A
  • B
  • X
  • Y
  • L1
  • L2
  • R1
  • R2
  • 左スティック押し込み
  • 右スティック押し込み
  • セレクト
  • スタート

十字キー1つとスティック2つ

連射コントローラーおよび振動の機能があります。

Mac OS X 上での動作

もちろん公式のドライバなんてありません。
proCONTROLLというライブラリを使うと情報が読み取れました。

examples/procontroll_printDevices の中にあるファイルを利用して情報を確認してみたところ、ボタンとスライダー (スティック) が搭載されているという情報が取れました。

ボタンの番号は『本体に記載されている番号-1』 (つまり 0-indexed)

スライダーはなぜか5種類あります。
デジタルモード (黄LED) のときには 十字キーと左スティックが使え、右スティックは 0〜3番ボタンに対応します。
アナログモード (赤LED) のときには左右のスティックが使え、十字キーは使えなくなります。

スライダーの番号とコントローラーの対応は次の通り。

0: 左スティック左右
1: 左スティック上下
2: 左スティックの左右と右スティックの上下(意味不明)
3: 右スティック左右
4: 右スティック上下

Windows上での動作

公式のドライバがあるのでインストールすると、コントロールパネルからいろいろと設定ができるようになるようですが、本当にインストールする必要があるのかは、よく分かりません。

Mac OS X上での挙動とは違って、proCONTROLL上で情報を確認すると、ボタンの番号が『本体に記載されている番号』 (つまり1-indexed) になっていました。

スライダーの番号とコントローラーの対応は次の通り。

0: 右スティック上下
1: 右スティック左右
2: 左スティック左右と右スティック上下 (意味不明)
3: 左スティック上下
4: 左スティック左右