/usr/bin/xauth: timeout in locking authority file .Xauthority

研究室の計算サーバでX転送を使おうとして ssh -X hoge としてログインしようとすると,なぜかログインに数十秒の時間がかかり,その後 /usr/bin/xauth: timeout in locking authority file .Xauthority というメッセージが表示されました。

最初はパーミッションあたりに問題があるのかなと思って試行錯誤してみたのですが改善しませんでした。ググってみても,関係がありそうな情報があまり見つからなかったのですが,以下の日記にSELinuxとの関連を示唆する情報が載っていました。

srad.jp

普段はDebian系のLinuxを使っていてSELinuxとは縁が無いので,これにはなかなかびっくりしました。SELinuxではそれぞれのファイルにSELinuxコンテキストというタグのようなものが設定されているらしく,何かの拍子で誤った設定が行われてしまった可能性があります。以下のページによれば,restorecon というコマンドを使うことでポリシーに適合するようにSELinuxコンテキストを修正してくれるようです。

そういうわけで restorecon -Rv $HOME とすることで問題が解決できました。差分を見た感じでは $HOMEunconfined_u:object_r:home_root_t:s0 ではなくunconfined_u:object_r:user_home_dir_t:s0 という設定にされるべきだったようです。

Go言語のデバッガをMacのIntelliJ IDEA CEで使う

  • IntelliJ IDEAのGo言語プラグインをインストールするとdelveというデバッガもインストールされます
  • デバッガのように他のプログラムにアクセスするプログラムは安全なものではないため,delveを実行する際にパスワードの入力を求められます
  • 証明書を作ってデバッガに登録しておくことでパスワードの入力を省略することができます
  • ただし,IntelliJ IDEAのGo言語プラグインを普通にインストールするだけでは証明書が登録されていません
  • brew install go-delve/delve/delve でdelveをインストールすると証明書の作成から登録まで自動でやってくれる(ただしインストール時にパスワードの入力を求められる)ので,IntelliJ IDEAのGo言語プラグイン用のdelveをbrewでインストールしたdelveに置き換えると簡単です
  • Go言語プラグイン用のdelveの配置場所は ~/Library/Application\ Support/IdeaIC2016.3/Go/lib/dlv/mac です
  • デバッガを起動する際は Run → Debug... の次に "Build main.go and run" を選ぶ必要があります。"go run main.go" を選んでしまうとデバッガが起動しません
  • brew info delve で確認できますが,brew経由でインストールしたdelveをアンインストールするときには dlv-cert という証明書を削除しておきましょう

参考

ascii.jp

qiita.com

www.indetail.co.jp

みんなのGo言語[現場で使える実践テクニック]

みんなのGo言語[現場で使える実践テクニック]

パワーポイントの発表者ツールを無効にする (PowerPoint 2016 for Mac)

問題

プロジェクターなどのセカンドディスプレイを接続していると,以下のどれを選んでも発表者ツールが有効になってしまう。

f:id:kujira16:20170112105202p:plain

解決方法

環境設定 → スライドショー → 「〜発表者ツールを常に起動する」のチェックを外す。

f:id:kujira16:20170112105327p:plain

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感想

どこかで設定が変更できるはずだとは思っていたけど,まさか環境設定から変更ができるとは思っていなくて解決までに時間がかかった